概要●日時 2001年2月19日 天候 快晴 基山発〜夜須〜日田〜水分峠〜やまなみハイウェイ〜一の宮〜 R265〜高森町〜R325〜高千穂町〜R218〜松橋町〜 宇土市〜R57〜天草五橋〜ロザリオライン〜栖本〜本渡市〜 R324〜五和町〜富岡城跡〜R389〜天草町〜大江天主堂〜 崎津天主堂〜河浦町県35にてアクシデント ◎走行距離→約440km ◎食事→昼食 ほか弁(焼肉弁当+お茶) ◎出費→食事とガソリン ◎基山〜日田〜水分峠 午前5時台に起床する。荷造りは前日のうちに完了していたので、 洗面だけを済ませいざ出発。5時50分。 ガソリンは前夜に満タンにしているので、しばらくは走ることに専念すれば良い。 いつものように、夜須町では県77を快走。その後甘木よりR386に乗り換えて日田をめざす。 日田からはR210で湯布院町の水分峠へ。2月の中旬とあって、さすがに寒いがしかし天候は快晴。 R210のような国道は道路凍結とは無縁。今回、路面状況を心配していただけに一安心する。 ◎凍結のやまなみハイウェイ しかし、水分峠からやまなみハイウェイに進入したとたん、状況は一変した。道路脇には積雪があり、 路面は濡れており、さらに悪いことにところどころ凍結している。GSFで初めてコケたのは忘れもしない、 凍結した真冬の八丁峠の急な下りだった。リアをロックしてしまい、リアが流れてツルッといったのだ。 その出来事でロックさせてはいけないという教訓を得ているので、今回はその点に気を配った。 おっかなびっくり走っていると、後方よりクルマがきたので脇によって先を譲った。 そもそもやまなみハイウェイをルートに選んだのは、やまなみ北部のワインディングを走りこむためであったが、 それはかなわなかった。幸いなのは、急な下り部分では凍結がそれほど危険でない程度であったことだ。 逆ルートを取っていたと考えると恐ろしい。 牧野峠を越え、瀬の本まで到達すると、路面も乾いてきて安心して走ることができるようになる。 しかし、左右には雪化粧した風景が広がっており、厳寒期ツーリングのムード満点。オーバーパンツもないよりマシ程度。 だが、ハンドルカバーの効果は抜群で、手先はいたって快適。素晴らしい防風性能である。 ◎こちらも凍結、R265 やまなみを走りきり、R265へ。こちらも走って楽しいワインディングであるが、やはり凍結していた。 タイアのロックに気をつけ、慎重に走る。高森町に入りしばらくすると路面状況はよくなったが、 緩やかなカーブが続くのみで積極的に走る楽しさはない。 ◎高森峠〜R325〜高千穂町 高森峠を越え、R325へ。バイクで走るのは初めての道。あまり印象に残らなかった。 1.5車線部分が若干凍結気味だったことは覚えている。 さて、今回高千穂を行程に取り入れた理由は、「高千穂神社」を見ておくためである。 数日前の新聞に、周辺道路の拡張計画のために高千穂神社の環境が損なわれるという記事があったのだ。 バイパス路のようなものが計画されているらしい。高千穂神社の境内はいたって静かで、 建物も長い月日の経過を感じさせる風合いをもった立派なものだった。 バイパス路の整備によりごく一部のツイスティーロードがパスできるようになり、 大型車の通行や降雪時等には若干のメリットがあるのかもしれないが、 それと引き換えに失うものは大きい。そもそも、この神社は大昔からこの場所にあったわけで、 人々の生活に密接な結びつきを持ってきたはずだ。僕は神様を信じないけれど、 高千穂の歴史を記した絵巻物のようなこの場所を傷つけてしまうことには抵抗がある。 地元の方が望んでいるならしょうがないけれど、いろいろ利害関係がからんでいては、、、。 ◎R218〜松橋〜県14〜宇土市 高千穂を発ち、今回の目的地である天草を目指す。R218は谷あいを緩やかなカーブに沿って快走する道。 他車がいなければ、3桁台のスピードで楽々巡航できる。交通量は少ない方で、一気にかけぬけることが可能。 ◎R57天草街道〜1号橋〜天草パールライン〜5号橋 宇土市から1号橋までのメインルート。というか、道はR57かR266の2つしか選べない。 何気なくR57を選択したが、熊本市方面と天草を結ぶ道としてほとんどのクルマがこの道を利用するため、 日中は流れが非常に悪い。平日ですらこうなのだから、休日はさんさんたるものだろう。 景色も走りながらみて特筆すべきものはみあたらない。交通量の多い日中にはツーリングルートとしてこの道はお勧めできない。 黙々と走って1号橋。ここにきてようやく天草らしい風景がひろがるようになる。複雑な入り江に小島といった風景は趣がある。 天草に来てよかった、と感じれる瞬間。天草五橋からの展望はおおむねよい。 ◎松島町〜松ノ木峠〜県34〜栖本町〜R266〜瀬戸大橋 松島町の日石で給油した後、松ノ木峠付近から県道に入る。前半は小鳥越といわれるタイトで狭いワインディング。 国道のノロノロ運転から開放されて、水を得た魚のように走ることができる。交通量は非常に少ない。 右手には独特の険しい表情をもつ太郎丸嶽・次郎丸嶽がそそり立つ。この迫力はなかなかのものである。 その後は2車線になり、さらにペースを上げることが可能。 途中に川があり、その様相は独特のものがあった。川底は岩なのだが、 長年の水の流れにより表面が滑らかになっていた。天草の自然には独特の表情があり、 見る人の目を楽しませてくれる。
いくつかの峠を走り終えると、山間部をなだらかに走る。日本的な田園、
小川や古い橋、それにあぜみちといった素朴な風景がよい。
やがてR266に合流して本渡のループ橋へ。県34はかなりおすすめ。国道のノロノロ運転とは無縁だし、走って楽しい見て楽しい、 おそらく時間的にも早く本渡に到着できるだろう。天草五橋を渡りおえたら、 迷わず県道34へ入ることをおすすめする。 ◎本渡ループ橋〜R324〜苓北町〜富岡うろうろ(昼食) 上島と下島をつなぐのが本渡のループ橋。橋の高さを確保するため、 一旦ループで一気に登る構造になっている。人吉のループ橋にくらべれば規模こそ小さいが、 Rが小さい分面白い。とはいっても、交通量が多いのでスピードを楽しむことはできないけれど。 本渡からは下島をぐるりと左まわりすることにする。R324で海めぐり。 交通量は少ないとはいえ、ところどころに複数台のクルマが連なる場面もあり、 快適に走れるとはいえない。 ゆるやかなカーブで構成される道だけに、 速いペースで走らないと楽しくないライダーも多いかもしれないが、 この道は地元の人の生活道なので、他車に不快感を与える運転は控えたい。 風景もそれほどではないので、 あくまで外周一周にこだわる人以外は広域農道など山越えルートを選ぶことをすすめる。 黙々と走って苓北町。昼時なので、通りがかったほっかほっか亭で特盛ビーフ弁当と烏龍茶を購入する。 昼食をとる場所として、ターゲットを富岡海中公園に定めた。しかし、途中でまよってうろうろ。 結局、名もないような瀬で昼食をとる。この時間になると、ずいぶん気温もあがってきた。 天草はもともと暖かい地方ということもあってか、春の陽気だ。オーバーパンツを脱ぎ、 首もとを開放して再び走りはじめた。 ◎〜天草町 R389をハイスピードで南下する。右手には海が広がる。発電所があるので、関係車両もちらほら。 下田温泉あたりから、区間は短いながらもおいしい2車線ワインディングになる。 新しいトンネル手前で右折すれば、狭い1車線ワインディング。ブラインドには注意されたし。 標高がグンとあがるので、ひろがる海を上から見下ろすことになる。 狭いワインディングを駆け下りると、再びR389に合流。大江天主堂にも寄ったが、 なんだか観光施設然としていたので、バイクに跨ったまま写真を1枚撮るだけにし、先を急ぐ。 ◎〜河浦町(崎津天主堂) 大江天主堂から少し走ると、崎津天主堂への案内が現れる。事前のチェックで、 この教会は行きたいものナンバーワンに選ばれていたので、心踊る。 国道から右折して、両脇に昔からの住宅が立ち並ぶ狭い道路を少しいくと、 天主堂を訪れた人用の駐車場(キャパは乗用車4台程)があったので、 そこにGSFをとめた。天主堂はすぐそこだ。
実際に足を運んでびっくりしたのだが、崎津天主堂は昔ながらの小さな漁村のなかにあった。
意外ではあるが、不思議と空間にとけこんでいる。付設された幼稚園からは、
遊びに一生懸命な子どもたちのにぎやかな声が聞こえてくる。
天草の人々の生活に、教会が密接に関わっていることの象徴のように思えた。
天草の歴史をかいま見た思いである。教会は、内部を自由に見学することができた。床は日本人的な畳敷きだが、 そのほかは西洋の教会そのもので面白い。畳だからか、落ち着きが感じられ、心洗われるようであった。 残念ながら、内部の写真撮影は禁止されていたので撮影はできなかったが、 この崎津天主堂は非常におすすめ。静かに、じっくりと楽しんでいただきたい。
◎河浦町県道35でアクシデント 夕暮れを天草町の海で味わいたかったので、下島の内部を走って再び先程のR389に出ることにする。 Rから河浦町35に左折し、緩やかなカーブをひとつふたつこえるところだった、 右カーブの対行車線に一台のバスが止まっており、乗客が乗り降りしていた。 そのバスとすれちがうところで、バスの蔭からトラックがヌッとその面をあらわにした。 急制動するが、あえなく衝突。意識を失い、気がつくと救急車がやってきた。 志なかばにして、今回のツーリングは終了。入院は一日で済み、重大な怪我がなかったのが幸いだった。 (痛みは1ヵ月以上続いたが) トラックは、バスをパスしてこちらの車線側にある資材置場のような場所に進入したかったようだ。 GSF750は修理見積もり100万円オーバーで、全損扱いになってしまった。 双方が走行中だったが、過失割合はごねることなく100:0(トラック:GSF)となった。 |