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◎基山町〜鳥栖〜福岡県田主丸 5時台には出発したかったが、前の晩に寝つくのが遅かったので起床が6時台になってしまった。 服を着て、歯を磨き、荷物をバイクに固定して出発。朝飯なし。 普段はまず東方を目指し、そこから南下するのが常であるが、今回はちょっとひねってみた。 まずR3を南下し、県14にはいり田主丸へ。Rは流れもいいので新鮮で楽しめたが、 県14に入るとダメダメ。信号は少ないけれど、流れが遅い。出発後1時間で40km弱しか距離を稼げなかった。 普段のルートなら1時間で日田まで行けるのだが.....。大失敗。 田主丸から鷹取山をめざすが、土砂災害のためだろう、途中で行きドマリ。残念。 Uターンして引き返す。今まで路面が濡れているなかトロトロペース走っていたのでタイヤが暖まっておらず、 どうもしっくりこず楽しくなかった。 ◎浮羽町〜合瀬耳納峠(星野村)〜県57〜矢部村〜竹原峠〜大分県中津江村〜穴川峠〜県133〜熊本県菊池 鷹取山をあきらめ、ちょっとまわって耳納峠を越す。まだ路面は濡れている。 星野村から矢部村へは県57で。1~1.5車線路。狭いのにダンプカーと結構すれ違う。 矢部村に入ると民家の軒先をダンプがかすめて走っていた。 R442を走り竹原峠へ。この日は調子が悪い。荷重どころかニーグリップさえ危うい。なぜだ! そのため、急な下り勾配の道などでは思うように走れず、体がガチガチになっていた。 その上路面が濡れているのでペースがあがらない、、、、。ヘタクソ乗りな自分が恥ずかしかった。 なぜこんなに乗れてなかったかその後わかりました。原因は防寒のために新規購入して履いていた毛のモモヒキにあったのです。 厚みがあってそこそこ暖かいのですが、あまりゆとりのないジーパンの下にこれを履くと少しきつく、 膝の屈伸がうまくできなくなります。そのため、動きにくくなるし、血行が悪くなる、マシンホールドが甘くなる、 etc..でへたくそ乗りになってしまったのです。ジーパンの下に履いてピチピチになると、 空気層がないので防寒性も結局低下する。全く悪いことずくめ。 勉強になりました。これを教訓に、今ではバイク用オーバーパンツを愛用しています。 穴川峠を越えて県133をしばらく行くと、タイトコーナーが減って、ヘタクソ乗りでも何とかペースを上げられるようになる。 路面も乾いているので快走。熊本菊池市内へ。 ◎菊池市〜R325〜熊本空港〜R443〜御船 その後R325で熊本空港方面へ。途中で道の駅旭志に立ち寄り、トイレ休憩。 ここで先の毛製モモヒキの履き方を工夫し、できるだけライディングの妨げとならないようにする。再出発。 R325、この日は交通量が多い。なぜかゆっくり走るクルマがいてロングな数珠つなぎになっていた。イライラ。 地下トンネルで熊本空港をくぐると、交通量が減りかつ片側2車線となりハイペース走行。 その後R443で御船へ。このあたりもゆったりペースで流れて御船へ。 ◎R445〜通潤橋〜R218〜中央町 御船からはR445にのって眼鏡橋探訪。しかし、ここでも遅いクルマが数珠を形成していた。 洒落にならんくらい遅い。ゆっくり走りたければ後続車を先に行かせてくれればいいのに。 これじゃ平日に走る意味がない。もっとも、道自体は走って楽しい道だと思う。 通潤橋が近付いたところで登坂車線が現われる(いまさらという気もした)のでダーッと走る。 有名な通潤橋はなかなか壮観だが、悲しいかな観光地。土産物屋からたれ流されるJ-POPが邪魔だった。 まったくデリカシーに欠けている。 その後R218を西方へ。先程のR445とは違い交通が少なく、快走できた。途中霊台橋でスナップをとる。
この橋は「単一アーチ橋として日本一、全長約90m」。なかなかの壮観。中央町からはR443で東陽村へ。 ◎東陽村〜県25〜大通越〜五木村〜R445〜人吉 「生姜畑が続く」県25。峠に近付くと道路幅を広げる工事をやっていた。おそらく、 五木村のダム建設のためだろう。大通越部分には大きなトンネルが建設されていた。 この日はこれまで流れが悪くペースがあがらなかったので、時間短縮の為にトンネルを通行した。 県25を下るとR445。このあたりもダム工事のための道路工事が進んでいて、 トンネルやら新道やらが発達しかけていた。五木の子守歌のこの地がやがてダムに沈む。 沈む前にじっくり訪れたい場所だ。 ◎R219〜R267すぐ左折〜矢岳高原〜えびの市 人吉市からえびの市へはR221を利用するのが一般的だし、名物のループ橋も楽しめるが、 今回は新たなルートを開拓することにした。 R267をすぐ脇道に入り、矢岳高原を走るルート。せまいクネクネ道。 しかも、地元の農園の作業車2台がごくスローペースで前を走っている。 こちらは遊び、あちらは仕事、というわけでガツンと抜くのは申し訳ないのでしばらくトロトロ走る。 譲ってくれる気配なし。しんどい。地図で見るよりもはるかに距離のあるタイプの道なので、 時間を食われる感がビンビンしてしんどい。結局矢岳駅前で1台が脇に避けてくれて、 さらにもう1台も避けてくれたので嬉しかった。 その矢岳駅だが、挟路を登っていった先に突然あらわれるので、かなり意外な感じがする。 電車に乗ってこんなところを走ったら楽しいだろうな、と思いながら先を急ぐ。 矢岳高原は久住高原みたいに広大な感じはないけれど、よく手入れされた茶畑が非常に印象的だった。 お茶の葉の色というのは神秘的だ。矢岳高原からは県408を快調に下って京町へ。 R268〜栗野町〜県103〜野々湯〜霧島温泉郷〜R223〜隼人町 このあたりでガソリンを補給、トイレ。栗野町から県道に入り霧島へ。 走りが楽しいのは霧島バードラインだが、今回の道は交通量少なく路面もよいワインディングだった。 R223をハイスピードで下ると、隼人町。そして鹿児島湾に出た。 R10〜鹿児島市〜県22〜吹上町 R10で鹿児島市へ向かう。しばらくはすり抜けがつづくが、 姶良町を抜けるあたりからは快走片側2車線路。信号なし、カーブありで、ビュンビュン走ると楽しい。 お気に入り。あっというまに鹿児島市内へ。この日は天気がよく、桜島がくっきりみえる。 ![]() せっかくだから桜島とバイクを一緒に写真に納めようと、場所を探すがこれが不思議とみつからない。 しょうがないので、桜島だけを納めた。地元のおばちゃんが「こんなにキレイにみえるのはめずらしいよ」 といっていた。ラッキー。 このまま揖宿を目指すと、事前に宿へ伝えておいた時間よりだいぶん早くついてしまうので、 遠回りして坊津町へ行くことにした。市内から県22で薩摩半島を横断する。交通量はそれほどなかった。吹上町へ。 R270〜県269〜坊津町〜R226〜耳取峠 R270加世田市部分はのどかな感じ。護岸工事されていない小川が多くあり、心が洗われるようだった。 枕崎との境あたりで県269に入り、坊津町をめざす。坊津町の耳取峠から開聞岳を拝みたい。 坊津の海岸線はリアス式のように複雑に入り組み、ダイナミックな岩礁が美しい海をきわだてていた。 日も暮れはじめてきたので先を急ぐ。 耳取峠からはツーリングマップルにあるとおり、確かに開聞岳が美しかった。 夕暮れなので、ぼんやり紅色である。初めてみる開聞岳の整った形ににはビックリ。 走って楽しい道だったので、写真はとらずに枕崎へ。 枕崎〜R226〜開聞町〜山川町〜くりや旅館着 枕崎ではなぜか忘れたが港に寄った。その後はひたすらR226を走る。
日は完全に暮れ、真っ暗だが交通量が結構多い。寒そうな格好のバイク通学高校生が多い。
やがて開聞岳山麓へ。この日は満月、十分な光量の月あかりが開聞だけを照らしている。
いい感じ。三脚たてて写真に納める。満月にもトライ。たぶんとれてないだろうが。山川港について、R269沿いを走りくりや旅館を探す。はたして見付けられるだろうか、 と不安に感じていたら闇のなかに浮かびあがる小さな建物を発見。くりや旅館だ。 くりや旅館つれづれ バイクを裏の駐車場にとめ、受付へ。前金。旧館朝食付で1830円。 部屋へ行くと昔の民宿という感じ。ビジネス旅館的な使い方もされているようだ。 広さは十分。ただし鍵はかけられない。他の客が善人ばかりであることを願う。 食事は食堂でいただく。宿専用の食堂ではなく、通りがかりに普通に利用できるものである。 テーブルがいくつかと、広いお座敷がある。お座敷には盛り上がっているお客さんがいたので、 遠慮してテーブル席へ。 とりあえず生ビールと鰹タタキ定食を注文する。ビールがやってきた。 今日起きてから初めて口にするのがこのビールということで、多少緊張した。 グビグビ、プファー!もう最高!こんなにうまいビールは最近飲んでいない。 定食はまだじかんがかかるようなので、ビールの友に刺身(ブリだったかな?)を注文する。 刺身がうまい!もう最高。夢見心地だった。ツーリング先で弁当食べるのもいいけど、 たまにはこういうのもいい。 っていうか、普段の生活で居酒屋をがまんしてツーリングでうまいものを食べる方が絶対いい! かなり幸せになれた。やがて運ばれてきた鰹タタキ定食は、都会の店に比べて量が多いし、 うまかった。もう最高。 しあわせな気分で食していると、窓から見える駐車場に一台のバイクが入庫、 僕のGSFの隣にとめた。よくみると見覚えのあるナンバーではないか!学部時代の友達だ。 長期休暇を与えられた会社ヅトメ(ゲームプログラマ?)の彼は今回ツーリングにでたのであった。 この日に僕がくりや旅館に泊まることはメイルで知らせていたけれど、 返事がなかったのでまさか来るとは思っていかった。ビックリ。 思わず窓をあけて名前を呼び、手を振った。 その後一緒に飯を食べ、風呂へ入る。風呂あがりには食堂の座敷にてアイスクリームを男二人で食べた。 夜の海辺へ行くと、大潮のようでたっぷりの水が静かに揺れていた。静かな港だ。いい感じ。 心地よい疲労感と満たされた食欲、部屋に戻れは暖かな布団が待っている。
なんともいえない幸せな気持になれた。テント泊もいいが、
こうして安い素泊り宿を利用するのもいいな、と思った。
高級旅館など必要ない、等身大の贅沢。最高だ。12時ぐらいには床に入るが、猫がうるさかった。酔っ払い(?)が館内のガラスを割ったりして、なかなか寝つけない。 2時ぐらいまでは眠れなかった。 |