九重周遊(2002年2月)


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概要


●日時 2002年2月26日 天候 晴れ


基山〜R200〜山家〜県77〜甘木〜R322〜秋月〜R500〜江川ダム〜小石原〜英彦山天狗ライン〜 野峠〜凍結のため通行不可、引き返す〜英彦山天狗ライン〜小石原〜R211南下〜夜明〜R386〜 日田〜R210〜水分峠〜やまなみハイウェイ〜瀬の本〜R442〜沢水〜県669〜大野川上流広域農道〜 庄内町〜県621〜旭〜やまなみハイウェイ北上〜水分峠〜R210〜四季彩ロード〜県40〜筋湯温泉〜 やっぱりやめて引き返す〜筌の口温泉最高〜九酔峡〜R210〜日田〜夜明〜R211〜小石原〜 R500〜秋月〜往路を引き返す
◎走行距離→431km程
◎食事→昼食:久住山を眺めながらコンロでうどんとおにぎり
◎出費→食費 500円程、ガソリン代 2000円強


◎はじめに
 ふと気づけば、大分県の久住山が気になってしょうがない自分がいた。 この山には小さな頃に家族で何度か登ったが、それも今は昔。 中学校の鍛錬合宿で登ったのを最後に、ずいぶん疎遠になっていた。 何年か前の就寝中にバンディット250で久住の登山道を華麗に走り回る馬鹿げた夢を見たのと、 GSF時代に山麓をさらっとかすった程度。
 無性に山が恋しくなり、九州の山ガイドを読み漁って思いを馳せる。 本当はきちんと登山したいけれど、暖冬とはいえ冬の山でそれはできない。 それならばと、山麓でキャンプすることを考えた。しかし、 諸事情(極秘)によりそれもままならないため、日帰りで山麓を周遊することをメインとしたツーリングを実行した。


◎今日のルートはいつもと違う
 夜明けの頃に出発。やまなみハイウェイ方面に行く場合、 いつもなら夜須町と甘木市のR386の混雑を県77などでパスした後にR386にて朝倉、 杷木、そして日田へと淡々と走るのを常としている。夜須、甘木の混雑こそパスできるものの、 その後は特に楽しいわけでもない。正直飽きてきた感もあるので、 甘木以降を小石原と英彦山といったワインディングをつなぐことにする。
 R500で小石原に向かう。この区間は普段の散歩コース。いつもながら交通量は少ない。 このときは時間帯が早いのでなおさらだ。ストレスの微塵もなく小石原へ到着。 散歩時は左折するR211との交差を今回は右折。英彦山方面へのハイスピードワインディングだ。 ガンガン走るが、英彦山は標高が上がるにつれ、道路脇に残雪が現れる。 国民宿舎付近になると、道路場に凍結箇所がチラホラ出現するようになった。 慎重に通過する。バンディットに装着している気温計(エンジン熱や日光で高めの値を指しがち) は0度を指している。並木で終日日陰ぎみの場所なので、凍結も納得。 この先どうなっているかわからないが、行けるところまで行ってみることにする。
 青年の家を過ぎれば、野峠に到達。しかし、 この付近から凍結がひどくなり僕の腕ではバンディットを通過させることができそうにない。 引き返す勇気の大切さを宮城県牡鹿半島で身をもって学んだので、潔くターンする。 せっかくここまで来たので、一息ついてから出発。


英彦山の凍結(野峠付近)


 峠を越えることができなかったので、迂回路を検討しなければならないが、 耶馬渓方面への適当なルートはない。18km引き返せば県52を利用して日田方面に抜けれるが、 凍結してたら嫌なので安全をみて25km引き返して小石原からR211を南下することにする。
 小石原からR211を南下。道の駅小石原には平日にもかかわらずバイクの集団がいた。 さて、R211を下るわけだが、工事中で片側交互交通。信号待ちの先頭に出れたので、 しばらくは快走できた。小石原付近はタイトで急な下りで路面も良くない。 ワインディング区間を過ぎてからは地元車の後ろを走る。信号がなく走りやすいが、 思ったより時間がかかる。もう少し速く走ってくれたらな。
 やがてR386との交差に到達。ここからは先は、水分峠までいつものルート(R386〜R210)を淡々と走った。

◎水分峠でハプニング
 水分峠には付近は交通量が多かった。ここには信号があり、トラックが数珠繋になっている。 一台のトラックの後ろにつき、トラックが動き出すのを待つ。後方にはダンプカー。 やがてトラックが動き出したので、速やかにクラッチをつないで発進。 ここでハプニング。前トラックの車輪の間から路上落下物が現れたのだ。 なんと、本当ならば大型車両の前面についている銀色の大きなフロントパネル。 バンパーぐらいのサイズ。これが横たわっているものだからたまらない。 避けきれずに乗り上げ、こらえることをあきらめ右側に転倒。勘弁してよぅ。 後方のダンプの運転手さんはハザードつけて駆けつけてくれた。

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前車下から落下物出現!
速度は微速だったので、怪我などないが、バンディットの損傷は次の通り。
ブレーキレバー折れ
右ウィンカー粉々
右カウル傷
シグナルゼネレータカバー傷
マフラー傷
きちんと修理すれば10万円コースだ。落し主はとうに現場から遠ざかっていることだろう。 前車の下から大きな落下物が出現することを予測できず、 発進直後といえ車間距離が十分でなかった自分にも若干の落度があるのかもしれない。 警察は呼ばずに、ブレーキとウィンカーの最低コース7000円は自己負担とした。とほほ。
 落下物を道路脇に移動し、気を取り直して出発。水分峠のコンビニで昼食用のうどんとおにぎり、 そしてお茶を購入。トイレを済ませてやまなみハイウェイへ突入。 ハプニングの嫌なムードは走ることで洗い流そう。

◎やまなみハイウェイ〜瀬の本〜R442〜県669阿蘇久住公園線
 いつもながらの快走2車線ワインディング。おとなしく走った。
 瀬の本で左折。これからは九重連山を左周りすることにする。 フロント右ウィンカーは使用できない状況では、右折いらずで都合がよい。
 R442は時間帯によっては交通量が多いが、この時は極少。 しばらくはタイトなワインディング部分を楽しめた。広大な久住高原はいつみても素晴らしい。 その後直線部分を通過した後、県669へ左折する。左手に久住山や中岳、右手には久住高原がみえる。 ガンジーファームを越えたあたりで、昼食がとれる適当な場所を探す。 多少ウロウロして脇道に入る。牧草地のような場所なので、本当は入ってはいけないのかも。
 一面に枯れ草が広がっているので、どこにでもコンロを設置することはできない。 しょうがないので、作業車のタイヤで禿げた部分にコンロを設置した。
 さあ、アルミ容器に入ったうどんを作ろう。開けた蓋を地面に置き、その上に肉などの具材を置く。 容器にに麺をあけ、スープを注ぐ。すると、容器からスープが漏れてくるではないか! どうやら、容器底に小さな穴が空いているもよう。あわてたためか、具を足で踏んだ。 しょうがないので、容器を傾け漏れないように煮炊きする。こうして、具無し、 汁の少ないうどんが完成。これでも、景色が良いのでうまい。
 飯を食ったあとはしばしのんびり。写真を撮ったり、静けさを楽しんだり。 広大な自然のなかにひとりポツンといるのは、気持ちがよいけれどちょっぴり寂しくもある。


誰もいません



霞がかってはいるものの、うっすら阿蘇山がみえますね



広がりを感じます



旅の相棒 足元にあるのはカセットボンベとコンロ


 食後のひとときをきりあげ、片付けに入る。よくよくみると、 人の気配のないこの場所にも割箸袋が落ちていた。

◎大野川上流広域農道〜県621〜男池の脇〜やまなみハイウェイ北上
 大野川上流広域農道は、展望こそやまなみハイウェイに遠く及ばないが、 白破線2車線で交通量がとにかく少ないので、ガンガン行ける。 とにかくマイペースで走りたい人にはお勧めだ。ひたすら走れば湯布院そばの湯の平温泉までつっ走ることが可能だが、 今回は九重周遊ということで県621に入る。
 男池湧水群に続くこの道は細い1車線路がメイン。男池があるためか、意外にも交通量がある。 といってもわずなので走行に影響無し。左手には九重らしい風景があるが、 バイクで楽してみてもあまりありがたみがなかった。やはり、自らの足で登ってこそだ。
 ワインディング部分をすぎると、平地をガンガン走ってやまなみハイウェイに交差する。 この後は九重町に豊富に湧く温泉を楽しむつもりだが、ここで気になったのが右ウィンカー。 ひょっとしたら、水分峠になんとか使える形で残ってはいまいかと思い、やまなみハイウェイを北上する。
 昼も過ぎると、やまなみハイウェイはとろとろ運転のファミリーカーが増える。 整備不良のディーゼル煙を浴びながら走る。ガマンガマン。
 そして水分峠に到着。先程の現場をみると、例の落下物からなにからきれいさっぱり無くなっていた。 なんだか、陰謀にまきこまれたよう。もちろん、ウィンカーなどあるはずもなし。残念。

◎R210〜四季彩ロード〜県40〜筋湯温泉
 さて、温泉にでもはいろうか。いまさら交通量の多いやまなみハイウェイを戻る気にもなれないので、 R210を13km程西に走り、四季彩ロードを南下して九重町を目指す。
 四季彩ロードは交通量が少ないが、景観はそれほどでもない。 ただ、ネーミングを考えれば季節によって表情が違って面白いのかもしれない。 その次の県40は淡々と走る道。山岳ガイドに、筋湯温泉は昔から登山客がベースにしたと書いてあったので、 いい雰囲気を求めて筋湯を目指す。
 筋湯にようやく着いてみると、せまい空間に大きな旅館が立ち並んでおり、 バイク乗りがのんびりできる雰囲気でもなさそうだ。というわけで、引き返して別の温泉をあたることにした。

◎県40引き返しつつ温泉探し〜筌の口温泉との出会い
 引き返しながら、よさげな温泉を探す。温泉探訪がメインでもないから、 本格的に脇道へ入って行くわけにもいかないので、頼りとなるのは県道沿いの看板類。 露天風呂の看板を多く見掛けるが、しっくりくるものが見当たらない。 看板を当てにするのはやめ、ツーリングマップル掲載の筌の口温泉(うけのくちおんせん)を目指すことにする。
 飯田中、飯田小を過ぎると、小さな標識があって、それに従い進んで行くと、 石畳のような急坂を下ることになる。その先に架かる橋の手前右手に筌の口温泉がある。 川端康成だったか、文豪が長く滞在したことがあるような歴史のある温泉のようだが、 古いコンクリートのちょっぴり寂しい旅館と、古い不動自販機が最初に目について残念。
 同じ場所に共同湯もある(写真)。想像していたよりも新しい建物で、 これはハズレかなと思ってしまった。が、しかし、、、、、中に入るとそんなモヤモヤは一気に晴れ渡った。


外観は新しくてハズレかな、とおもわせといて、


 入口で料金箱に200円入れて、男湯ののれんをくぐると、いきなり古いお地蔵さんみたいなものが出迎えてくれる。 建物の外観とは異なり、中は歴史を感じさせるものになっている。さっそく浴場へ。 お湯は赤茶色で透明度ゼロ。地元の方が3人程入っておられた。 浴槽はレンガサイズのブロックで組まれて陸上トラック型に近く年期を感じさせるが、 天井や窓などは外観と同様新しい感じがする。昔からある共同湯の建物の老朽化対策として、 外の箱だけを建て直したのかもしれない。そうだとすれば、 それは予算の問題からだったからなのかも知れないが、 結果的に共同湯のいい雰囲気を残せたのでよかったと思う。
 そして、なによりもお湯がいいのだ。入ればわかる、お湯のよさ。おすすめです。 写真を撮りたかったけれど、地元の方がなごんでいらっしゃたのでやめた。


中は古いまま 赤茶けたいいお湯です 素晴らしい!


 風呂上がりには橋のそばの商店でジョージアを買ってゴックン。 それにしても、渋いバスストップだ。川を眺めて時間を過ごす。


風呂上がりにバス停そばでジョージアを 渋いバス看板です


この急坂を下って温泉にたどり着くのです


◎県40〜九酔峡〜R210〜日田
 温泉を堪能し、帰路につく。九酔峡付近はせまいヘアピンが連続する。 バイクでよかったと思える瞬間だ。R210以降は日田までいつもの道。

◎夜明〜R211〜小石原〜R500〜秋月
 いつもなら筑後川沿いに行くのだが、今日は復路も快適ラインを走ることにする。 夜明からR211に乗る。つまり、往路のワインディングを引き返す形だ。 最短路を行くよりも距離こそ大幅に増すのだが、 信号や他車がいないことで所用時間はほとんどかわらないようだし、 なによりも自分のリズムで走れて楽しい。次からは、これだ。


◎甘木〜県77〜R200〜R3〜基山
 あとはいつもの道で無事帰宅。
 よい風景、よい温泉、そしてよいルートに出会えた日帰りツーリングになった。
2002.5.13

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