三隅伸介のツーリングレポート
就職して東京に行ってしまった三隅伸介のツーリング日記
●はじめに
去年までおなじ音響設計学科で學んだ三隅伸介。
音響設計学科では希有な存在であるバイク好きで、鳥取ツーリングを共にしたこともあります。
そんな彼も、2000年春に就職のため東京に行ってしまいました。
社会人は多忙らしく、大好きなバイクに乗ることもままならないようです。
ある日、突然彼から電話がありました。開口一番「今山中湖♪」とおっしゃる。
彼にとっては久しぶりのバイクツーリング、その喜びが伝わってきます。
そんな彼がツーリングレポートを書いてくれたので掲載します。
●三隅のバイクについて
彼が駆るバイクは世界のホンダ、VFR400R(NC30)である。
400ccなのに一速で100km/h弱出てしまうレーシーなギアレシオにはビックリ。
しかし、中低速のトルクも十分にあって扱いやすいらしい。
でも、極端な前傾姿勢のためロングツーリングはしんどいみたい。
●山中湖・富士山 2000.5.4
Subject:1富士2鷹3茄子
Date:Fri, 05 May 2000 23:03:05 +0900
みすみっす。
メールをほとんど読まん大ちゃんにもCC。
8時に起きて顔を洗う。仕事のときは朝起きれないのに、今日はさくっと起きた。
支度して8時半にはバイクにまたがる。環七から246号線に乗る。
246をひたすら道なりに走る。とにかく渋滞。すり抜けまくり。
9時半くらいにトイレに行きたくなり、厚木のちょっと手前のコンビニに入る。
コンビニのトイレは大盛況。並んでた。しかも紙が無い。
俺はうんちょすがしたかったから、ドキッとしたガチャンとティッシュを持ってた。
一安心。
ジョブを済ませて走り出す。
ここでツーリングマップが非常に役に立つ。
246の抜け道が書いてあって、271号線の下の道を通る。271は有料だから。
この下の道がしっかり流れる。ずんずん走れる。
平塚市から77号線。ここら辺は白バイやらパトカーやらうろうろいる。
原チャ君が捕まってた。ここで白バイの後ろを走ってたら、白バイはUターンしていった。
77号線を走ってたら1号線の看板を見つける。1号線に行ったら湘南の海が見れる。
遠回りになるけど、そっちに行きたくなった。
なんせ最近海を見てない。東京湾は海じゃない。臭いし、黒いし、たぶん粘性高いよ。
ここら辺で異様に腹が減る。時間は10時半くらい。
コンビニに入る。コーヒーとアメリカンドックを買って、レジのおばちゃんに道を聞く。
レジのおばちゃんと近所のおばちゃん(客)が道を教えてくれる。いい人だった。
1号線は込むし、時間がかかりすぎる。また246に戻ることにする。
松田を抜け走ると道が細くなりすり抜けもできない。いらいら。
暴走族までいる始末。もうイライラが頂点に達して、全部抜いてやった。
小山町を越えたあたりで曲がる。富士スピードウェイのほうに向かう。
なんか富士スピードウェイでレースでもあったらしく、すごい車の数。
ここも抜け道を走る。
山中湖右折の看板を見て曲がる。ビックバイクといっしょに走る。
細い道だが、車がほとんどいないし、道がきれいでがんがん飛ばす。
3台で軽いバトルのような状態。
ずっと走ってたら“神奈川県”の看板があった。
あれっ、一本道だったのに間違えたのかな?と思い、バイクを止め地図を見る。
この道は、ちょっとだけ神奈川県をかすってた。こうしてる間に2台においてかれた。
峠を下り始めると、突然大きな湖が広がる。休憩所でトイレに行き、一服。
山中湖はでっかい!地図を見ると、国内3位の高所にある湖だって。
山中湖の湖畔を走る。車が多い!それとテニスコートが多い。
大学生風のヤラシイ事を考えたやつらが、たくさん合宿に来てるみたいだ。
みんな顔はにやけてる。絶対本気でテニスをしにきた奴はいないはず。
ちょっと悔しい気持ちを押し殺しつつ走る。
湖畔の自販機のところでちょっと休憩。ここで宮下に電話した。12時ちょっとすぎ。
なんせすばらしい光景だった。山中湖と富士山を同時に見れた。
感動。
御殿場に行くか富士山の裏側に行くか考えて、一周する事にした。
車と歩行中の観光客が多くて、すり抜けが大変だった。
しかし、ここら辺でびっくり、桜が咲いてた。
富士桜って書いてあった。
感動。
富士スバルラインの看板を見つけて、そっちに曲がる。
ところが料金所が。おとなしく引き返す。
走ってるうちに富士山から離れていってるので不安になり、道を見つけて曲がる。
しかしこれが失敗だった。
この道自体はすばらしかった。
正面に富士山、緑に囲まれ車も少ない。
感動。
幸せな気持ちで走ってると、なんと行き止まり。
しかも御丁寧に、行き止まりにお土産物屋&レストラン。
引き返す。
途中よさそな道で曲がる。しかしこの道が最悪。
別荘地へ行く道で、走ってるうちにダートになってしまった。
俺のバイクでダートは知るのは怖いぞ。サス硬いし。
すべるタイヤをなだめつつ、へっぴり腰でゆっくり走る。
何とか舗装路に出た。5年ぶりにお袋に会ったくらいうれしかった。
ずんずん走って、道の駅を見つける。なるさわ。漢字で書くと鳴沢。
この道の駅は人だらけ。けど富士山がきれいに見える。
71号線を走る。後で知ったが、ここも近道だったらしい。車も少ないし、道もきれい。
富士宮市に出てガソリンを入れる。スタンドの兄ちゃんに
「白糸の滝って行く価値あります?」って聞いたら、
「言っちゃ何ですけど、ただの滝です。」だって。
富士スカイラインを走る。だんだん寒くなる。けどせっかく富士山に来たから、富士山にいけるとこまで登りたい。
五合目まで登れるからそっちに曲がる。16時から9時まで凍結注意の通行止めだって。
またまた、今5月だよ。気にせず登る。
走ってるとほんとに寒くなる。気がついたら雪が残ってる。霧も出てきた。
霧と思ったら、雲だった。雲の中にいた。
もう少しで五合目というところですごい渋滞。すり抜けなんか絶対できない。
対抗車線に出つつ走るが途中で断念。これ以上は登れないと判断して戻る。Uターンも大変。
結構残念だった。でもあれ以上登るのは無理だ。
富士スカイラインを飛ばして、御殿場へ向かう。御殿場のMACに入り、地図を見ながらハンバーガーを食う。
箱根経由で帰ろうかと思うが、疲労も半端じゃないし、4時くらいだったからおとなしく帰ることにする。
246に乗ってひたすら走る。後は走るだけ。
6時半くらいに家に着いた。
走行距離350km。なかなか楽しいツーリングだった。
今度は普通の土曜か日曜に行こう。GWはおかしいくらい車が多すぎる。
というわけでした。
長くなってしまった。
鮫島先生はちゃんとした親父になれるのだろうか。
んじゃ。
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