ほんとに簡単!オートバイのユーザー車検1998年11月に新車で購入したGSFがはじめての車検を迎えました。 前に乗っていたバイクは車検のいらない250ccだったので、 僕にとってもはじめての車検体験です。 車検を販売店に依頼すれば、当然手間賃を取られるわけですが、 余計なお金はできるだけ消費したくないものです。 ですから、車検を迎えたら、自分で陸運支局へ持ち込むユーザー車検に挑戦しようとGSF購入時から考えていました。 実際に受けてみれば拍子ぬけするほど簡単だったのですが、 受ける前まではどんなものかわからずかなり緊張していたのも事実です。 ユーザー車検に興味があるがチト不安、という方のために、体験レポート を書きます。 参考にされて、ぜひ挑戦してみてください。 なお、このレポートは筆者の佐賀陸運支局における体験(2000.11.10)をもとに書いています。 特に実際の検査行程は、支局により差異があると思われますのでその点ご注意ください。 目次
車検(継続検査)予約方法ユーザー車検を思い立ったら、まずは予約が必要です。継続検査に関しては、 全国どこの陸運支局でも受検可能です。つまり、佐賀ナンバーの車両であっても、 福岡陸運支局で検査を受けれるわけです。職場に近いとか、 受験後の予定と照らしあわせて都合のよい支局を選択しましょう。予約は電話を用いるのが一般的です。「アンサーシステム」という自動応答電話予約システムがあり、 自動アナウンスとの対話形式で進めていきます。プッシュホン回線、ダイヤル回線は問いません。 希望する日時や、台数といったものを答えていくと自動的に予約が完了し、 予約番号が告げられますのでメモしておきます。この予約番号は当日必要です。 なお、佐賀支局の場合、予約は翌日から一週間先までを受け付けていました。 土日祝および年末年始は休みのようです。 全国の陸運支局の所在やアンサーシステム電話番号等は、次のURLにて調べられます。 リンクをたどれば車検に関するいろいろな情報が得られます。 http://www.mlit.go.jp/jidosha/kensatoroku/inspect.htm また、アンサーシステムでは、予約だけでなく車検に関する様々な情報を音声によるアナウンスあるいは FAXによって得ることもできます。 必要書類継続検査に必要な書類は次の通りです。(1)事前に準備が必要なもの (2)支局の近くでも販売等しているもの (3)支局等で配付しているもの 要は、(1)だけ事前に揃えていれば、(2)(3)については当日支局側で入手できるということ。 支局そばの代書屋さんで、「二輪の継続検査に必要な書類をください」と言えば一式を渡してくれる。 わずか50円だった。その代書屋さんで自賠責保険の継続も済ませた。 (4)あれば便利なもの 点検整備簿について定期点検整備(6ヵ月、12ヵ月ごと)を行った際は、その内容を点検整備簿に記入する必要があるそうです。 僕は日頃から自分で整備しているので、「6ヵ月あるいは12ヵ月点検をやるぞ!」と思ってやったことはありませんでした。 独自の整備ノートはびっしり作業内容を書き込んでありますが、点検整備簿は白紙のままでした。 車検にはこの点検整備簿を提出しなければならないそうで、かなり焦りました。 とりあえず、24ヵ月目の分は記入して、もしそれ以前の物を求められたら整備ノートをみせることにしました。終ってみれば、車検の時期に行う一回分の点検整備簿のみでOKでした。 過去のものは紛失することもあるし、当然と言えばそうなのですが........。今回一番不安に感じた点でした。 近年では制度改正により、点検整備の時期は車検の前後を問わなくなったようです。 しかし、車検の前にやっておくのが礼儀といえるでしょう。 当日午前の部を予約していたので、いつもより早起きする。受付は9:00~11:30の間に済ませればよい (午後の部の受付は13:00~15:30)。10時頃佐賀陸運支局に到着、駐車場にバイクをとめて近所の代書屋で書類を揃える。 代書屋のおばさんは親切に書き方を指導してくれた。とはいっても、書くのは名前や住所、 エンジン形式や車体番号といった、記憶あるいは車検証をたよりに書けることばかりである。 自賠責24ヵ月分にも加入した。書類代が50円、保険代が22900円であった。 全て揃ってバインダーにはさんだ後、しばらくの間おばさんの身の上話を聞くことになった。 時間には余裕があるから、だまってうなずきながら聞いた。 この代書屋さんでは収入印紙は扱っていなかったので、隣のとなりぐらいの店に入って、 検査手数料1400円ならびに重量税5000円分の印紙を購入。バインダーを渡すと、 店の人が必要な書類にサクサク貼ってくれた。これで準備完了。 これまでに20分ぐらいかかったが、慣れれば10分でできそう。 意を決して支局の建物に入る。自動ドアをくぐると、まず「ユーザー車検受付」 の窓口が目に飛び込んできた。親切なつくりである。「継続検査を受検したいんですけど」 といってバインダーにはさんだ書類一式を提出すると、内容のチェックをされる。 この時、予約番号を聞かれるので手元のメモに記していた番号を告げた。 「二輪は一番右手の新規コースで検査をうけてください」と言われる。 佐賀陸運支局にはいくつかの検査コースがあって、二輪は新規コースというところで受検するのだ。 書類一式をとじたバインダーをバイクシートののタンデムベルトに差し込み、 場内をノーヘルで移動。事務棟から100メータ程離れたところにある検査場へ到着。 二輪コースには既に一台のヤマハが順番待ちをしていた。その次に並ぶ。 遠慮がちに並んでいたら、小型トラックが割り込んできたので、僕の前には2台いることになる。 小型トラックは重量で引っかかっていたらしく、いろいろごねていたので時間が少々かかった。 小型トラックの検査が終ると、次はヤマハ車。このバイクは再検査らしい。 どうもネジに緩みがあったようだ。その後は光軸でミスをだしていたが、なんとか合格していた。 遠くから見ていたので、検査の詳細はわからなかったけれど、意外に早く終るようだ。 そして僕の番が訪れた。後ろにはレッドバロンが3台持ち込んできて順番を待っているのでなんか緊張する。 「見られてる」感じ。 検査まず、書類をはさんだバインダーを検査官に渡す。そうそう、ヘルメットは持っていても邪魔なので、 適当なところに置いておくとよい。バイクはとりあえずサイドスタンドで立てておいた。まず同一性や外観の検査。車台番号やエンジン形式等が車検証と同一であるかを調べるのだ。 あとは、ハンドル幅をメジャーで測定していた。前日に洗車したため、大変キレイ。 特にドライヴチェーンは念入りに清掃・給油したので輝いている。新車みたい。 つぎは、ヘッドライトや方向指示機の動作確認。エンジン停止時稼働時の両方について調べられる。 つぎに、ハンマーでボルトの頭を叩いて緩みのチェック。バイクのボルトなんてものは気が遠くなる数あるから、 全部を叩くわけではない。この時は、ブレーキキャリパの取り付けボルト、アクスルシャフトのボルト、 ステアリングヘッド、フロントフォーク部などを叩いていた。普段から整備をしている人であれば、 全く問題ない事項だと思う。 つぎにはセンタースタンドをかけるよう要求された。フリーになった後輪をつかんで、 ガタの有無を確認しているようだった。 これが終ると光軸検査。コース床には何本かのラインが引かれていて、 そのなかの黄色のライン上をタイアが踏むようにバイクを転がす。 エンジンをかけて走ってもいいだろうけど、たいした距離でもないので押して転がす。 停止線にタイアの軸をあわせて停車。タイアの軸ではなく、ヘッドライト位置を合わせることが目的なのかもしれない。 これからはバイクに跨ることになる。光軸チェックの機械がウィーンとヘッドライトの前、数十センチに現われる。 ヘッドライトは上向きにする。自動的に測定が始まる。光軸検査は最も再検査になりやすい事項だと聞いていたので、 かなり不安だったが、なんなくパス。普段の街乗りで、ライトを下向きにしたとき、 前走車がギリギリまぶしくない程度の角度にしているが、それでOKだった。ラッキー。 実際に下向きにした場合の検査はなかった。 次の行程はブレーキチェック。回転するローラーにまず前輪を載せる。この時後輪はあらかじめブレーキをかけておく。 ローラーがゆっくり回り出すと、前ブレーキを思いっきりかけるように指示されるので、思いっきりかける。 まともなブレーキならOKがでるはず。つぎは同じ要領で後輪ブレーキ。もちろん楽勝。 「順調順調、次は何かな?」と思っていたら、検査の終了が告げられた。 スピードメータチェックとか、排ガスチェックなんてものはありませんでした。 「こんなんでいいのか?!もっと細かに調べてくれよ!」といいたくなりました。 渡された検査票にハンコを押してもらい、事務局の窓口へ。 車検証交付事務局の窓口に行き、合格印のついた検査票など書類一式を差し出す。 1分程待つと呼び出されて、新たな車検証とナンバーに貼るシールをいただきまうす。 書類記入と待ち時間を合わせても、全行程が1時間ほどで終了したことになる。めでたし。費用かかった費用は次の通りです。◎検査手数料 : 1400円 ◎重量税 : 5000円 ◎自賠責保険24ヵ月分: 22900円 ◎書類代 : 50円 -------------------------------------- ◎合計 : 29350円 バイク屋に頼めば、6〜8万かかるとか。雲泥の差です。 日本は人件費が高いわけです。まだ使える部品も交換するでしょうしね。 ほんと安くあがります。このうちほとんどを自賠責保険が占めているわけです。それを除けば、 車検があることで250cc以上に必要となる経費は、 車検のないそれ以下の排気量のバイクとさほどかわらないものだと思います。 日常的な整備で、自身のバイクコンディションをまともな状態にキープできていれば、 まず問題なく合格できるでしょう。時間もかからないし、これはおすすめです。 なお、再検査になった場合、その日のうちになら何度でも再受検が可能です。 特に光軸では再検査になることが多いようですから、簡単な工具をかばんにしのばせておくとよいでしょう。 車載工具程度で十分かもしれません。 バイクページトップに戻る 音広場目次へ戻る |