車歴


SUZUKI Bandit250 (1997.4〜1998.11)ブラック
 大学2年の春に中古で購入。車体価格18万9000円とお買得。
250ccクラスが40ps制限になる前の45ps初期型モデルで、 気持のよい吹け上がりを楽しませてくれた。
1万7000rpmぐらいまではふつうに使える。
 妙に安かったが、日常の基本整備さえ怠らなければ快調な走りをみせた。 絶妙な前傾姿勢のおかげで、最高速付近でも風圧はそれほどストレスにならない。 バイクメンテナンスを勉強するためにもいいバイクだった。

SUZUKI GSF750(1998.11〜2001.2.19)パールノベルティブラック
 バンディット250は積極的に走ると楽しいバイクだったが、 それなりの加速をするためには回転数をあげてパワーを絞り出す必要があり、 結果発生する加速騒音でうしろめたい気持ちを持つようになってしまっため、 低い回転で、楽に静かに速く走れるバイクが欲しくなった。
 まずは250ccから400ccクラスへと移行するつもりだったが、 400ccクラスになかなか魅力あるバイクがみつからない。 RF400に惚れた時期もあったが、決め手に欠けた。 憧れのRF900と比べてみると図体だけ大きなような気がして、 ローンを組んでまで無理して買うこともないと思ってしまう。
 そしていろいろと情報収集していくなかで、750ccクラスにGSF750という魅力的なバイクがあることを知る。 まず、価格が安い。400cc並みだ。しかしエンジンはまぎれもない750ccのパワーを有している。 デザインはシンプルで、変に悪ぶったところもなく地味だが曲線をうまくまとめたユーロピアンテイストで自分好み。 実質本位で、ヨーロッパ市場では根強い人気があるそうである。決めた。
 速攻で大型免許を取りに行く。試験場での一発試験だから取得費用はただみたいなもの(一回3千円台後半)。
 98年9月に大型自動二輪免許取得。さて、はれて大型バイク、という段になって、 同じ油冷エンジンを積むフルカウルツアラーGSX750F(逆車)も頭をちらつくようになる。 しかし、逆車は新車の登録手数料がベラボウに高いためあきらめた。
 GSF750の新車価格が底値になった98年10月末に契約、11月に納車。

 軽量・コンパクトな車体に77馬力のパワーユニットの組合せは大変バランスがよく、 通学に、ツーリングに大活躍。 日の出前から日没後まで休みなくワインディングを中心に走り回るようなツーリングでもストレスはなく、 むしろ心地よい疲労感が得られるほど。ポジションは前傾がおだやかで、長時間走行に向いている。 ただし、ノンカウルなので高速度域は快適とはいえない。 タンクまでぴったり伏せれば問題ないが、いかにも「がんばって飛ばしてます!」的でスマートではない。 もしも実用的なハーフカウルが装備されていれば完璧。

 2001年2月19日、ツーリング先にてトラックとの衝突により全損となる。 ごねることなく過失割合は見事100:0(トラック:私)となる。すなわち、こちらに非は無し、ということになった。 双方が走行中の事故で100:0は珍しい。 全損扱いで大手バイク屋に引き取られたが、フロントまわりを一新したものを「極上車」 として中古車販売されている気がする。

総走行距離、約34871km(2001.2.19)

SUZUKI Bandit1200Sパールダークスペースブルー
納車日キレイなうちに  大のお気に入りのGSF750に代わるバイクを探さねばならない。 排気量は750ccあれば充分だが、昨今のリッターバイクブームにより750クラスの選択肢は少ない。 スズキにいたっては国内モデル750ccクラスの製造を打ち切った程だ。 GSF750は新車から大切に乗っていたので、今さら中古車に乗り換える気にはなれない。 中古車は事故車の心配もある。事故車であることを隠さずに適切な価格で販売してくれればいいのだが、 キレイに修理した事故車を「極上車」として販売されてはかなわない。

 検索条件は、
・なるべく新車
・749cc以上
・ハーフカウル or フルカウル装備
・長時間走行が楽しそうなこと
・タイトなワインディングを楽しく走れること
・普段の生活の足にできること

候補車は、
「GSF1200S」
 真っ先にうかぶのはやはりこれだ。 軽量でパワフル。曲線をうまくまとめたボリューム感あるユーロピアンデザインは秀逸。 GSF750よりも足まわりがガッチリしているため、見た目のバランスはかなりよい。 製造打ち切りになって久しいので、メーカーサイドにすら在庫がなく新車購入できないため断念。

「GSX750F」
 以前から気になっていたバイク。フルカウルのツアラー。逆輸入モデルのみだが、 レッドバロンの価格表では新車が68.9万円。残念ながら在庫車最後の1台が売れた直後で断念。 去年あたりまではレッドバロンで中古車もちらほら見受けられたのだが、中古の在庫も皆無。 こういった実質本位のツアラーはもっと日本で認知されてもいいと思う。

「RF900R」
 大型免許を取る前に憧れていたバイク。SBSで逆車の新車が75万円程で展示してあったが、 登録費用などをあわせると軽く100万オーバー。手が届かないので断念。

「Bandit1200S」
 GSF1200Sのフルモデルチェンジ版。エンジンパワーといい、乗り味といい、 実用的なハーフカウルといい、価格といい、インプレ(ちょうちん記事?)を参考にする限り性能的には申し分ないのだが、 ルックスが自分の好みからはチト外れている。GSF時代の多くを語らない、落ち着いたムードに慣れているためか、 いささかやんちゃな感じがするのは否めない。平面的なカタログ写真等を見る限りでは、 ハーフカウルのデザインとフレームワークのデザインの調和がとれていないようで、 特に直線的なフレームワークには違和感を感じてしまった。しかし、 カタログ写真と現物では印象が異なることはよくあること。現車をこの目で確認することにした。 しかし、マイナー車ゆえに、展示車両がなかなかみつからない。福岡・佐賀両県を奔走し、ようやく発見。 現物は写真よりも断然質感が高かったので、有力候補となる。(カタログ写真にはもう少し気を配ってほしいものだ)
 実は形状よりも色について悩んだ。乗るなら黒、あるいは落ち着いた色のバイクが好みなのだが、 スズキが国内向けに用意したカラーは"ソニックシルバーメタリック"、"パールダークスペースブルー"の2色のみ。 「なにがなんでもMyカラーは黒!」と、勝手に思い込んでいる自分にとっては、 どちらも生理的に体が受け付けない感じ。つまり、自分が乗っている姿を想像できない、ということ。 輸出モデルにはブラックがあるのに、、、、、マイッタ。
 しかし、上記のように他の車種の選択肢が完全に消え失せたこともあり、 苦渋の決断で"パールダークスペースブルー"に決定。不思議なもので、購入契約を済ませてみると、 WEBやカタログなどで"パールダークスペースブルー"を見るたびに「結構かっこいいやん♪」とときめく自分がいる。 柔軟な感性というか、いいかげんというか、、、、、、、。
 九州エリアにメーカー在庫がなかったので、関西のスズキから取り寄せてもらい、 2001年4月8日に晴れて納車となりました。今ではすっかりお気に入り。己の選択に間違いはなかったと自負しています。

Bandit1200S積算走行距離(2005年8月21日現在)65000km ここ2年は走り不足です。

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